亜鉛は風邪薬の代わりになるのか…それとも?
こんにちはPerformance center oltreです。
突然ですが皆さんは風邪を引いた際、病院に行く以外にどんな対処法を実施していますか?
ビタミンCを摂取?それともビタミンD?はたまたネギを首に巻いたり?
様々な方法を試している方はいらっしゃると思いますが…
今回は日本ではどうかはわかりませんが、海外、特にアメリカでは風邪を引いた際に良く薬の代わりに摂取されがちな亜鉛について、本当に風邪の症状を緩和できるのかどうか考察していきます。
とはいえ私自身が研究できるわけでも何でもないので既存のデータを基に考えていきたいと思います。
Contents
亜鉛
・DNA合成
・ホルモンの合成/分泌の調整
・免疫機能の調整
・タンパク質合成
特に3番目にある免疫機能の調整なんかは直接的に我々の免疫力に関与する要素となるのでやはり摂取しておくと風邪などの予防はもちろん症状の緩和なんかに効果がありそうな感じはありますね。
研究で明かされた効果
これは2021年の11月に発表されたもので、28件の亜鉛の摂取と風邪の症状の関連を調査した研究を比較しているものとなります。
そしてもう結論から言ってしまうと、28件の研究の内、亜鉛の摂取をしたことで風邪の症状の緩和が確認できたとする研究はわずか1件だけという報告がなされています。
個人的にはもう少し期待していたので非常に残念な結果と言わざるを得ないです。
ただし、その1件の研究では亜鉛を摂取することで風邪が完治するまでの期間が平均して2日間減少したとのことでした!
2日間というとかなり効いていると考えて良いはずですが…いかんせん28分の1となるとちょっ考えてしまいますね。
まとめ
亜鉛は体内にて様々な役割を果たし、生きていく上で必要不可欠なものです。
もちろんこれが不足すれば免疫力が低下していくことにはなりますので普段から気を付けて摂取しておくにこしたことはありません。
ただし、風邪を引いてから亜鉛を取り始めたところで得られる効果は限定的であると、現段階では言わざるを得ないといった形です。
もちろんこれは亜鉛に限ったことではないですが、栄養は普段からバランスよく摂取して免疫力が低下しないように努めるというのがベストであるということですね。
風邪を引いてから焦ってサプリメントを摂取し始めても遅いのです!
いまだコロナの流行が治まらないこんなご時世ですが、体調さえ万全にしておけば例えかかったとしても軽症ですむようにできると思うので、普段から気を付けて栄養を摂取することを心がけていきましょう!
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