甲子園にみるジュニアスポーツのあり方
こんにちは。
Performance Center Oltreです。
八月も後半に入ろうといったところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
Performance Center Oltreでは毎日様々な方が訪れてトレーニングに勤しんでおられます。
そしてその中には年齢の若いジュニアアスリートもおりまして、日々競技力向上のための頑張っておられます。
トレーニング内容としてはやはり細かな動きの修正や新しい動きの習得はもちろんのこと。
場合によっては比較的重い重量を扱ってのトレーニングを行っております。
当然のことながら単純な年齢だけでなく、成長の度合いに応じたトレーニングを行っているわけです。
成人した選手とは違い、体の成長を残している選手へのトレーニング内容はやはり違ってきます。
とはいえ、巷でよく噂されている【筋肉をつけすぎると身長が伸びなくなる】噂。
これはウソですので、そこは気にせずに必要な筋肉は年齢に関係なくつけさせます。
さて、ここからはタイトルにもあるように甲子園について少し話をしていきたいと思います。
春夏の年2回、各県の代表として世代のトップ選手達が激闘を繰り広げるこのイベント…
やはり野球には疎い私もテレビでやっていれば見入ってしまいますし、見なくても結果はそこそこ気になります。
それだけ多くの人々を魅了しているこのイベントですが、イチトレーナーとしては選手の体は気になります。
というのもこれは短期間のトーナメントですので、敗退してしまったチーム以外。
トーナメントが進行するにつれ、それに比例して選手の疲労は増していきます。
心身共に鍛え抜かれているエリート球児も、所詮は同じ人間なのでふとした拍子に体は簡単に壊れます。
もちろん近代になって選手を守るためになにも行われてこなかったわけではないとは思います。
代表的な所でいうと2020年にはピッチャーの投球制限が設けられてはいます。
しかしながら、1週間に500球以内に制限と正直微妙なラインです。
もちろん過去には1週間で900球以上を投げる投手もいた以上、ある程度効力を発揮しそうではありますが…
それでも怪我の予防などの観点から見るとさらに厳しくすることが求められると個人的には考えております。
画像は参考としてアメリカで採用されている投球制限の例です。
参考までに高校生あたりの年齢である、17-18才の所に着目してみると、1日の投球数のMaxは105球です。
単純に考えて、じゃあ1週間で735球が上限かなと考える方もいると思いますが、それは違います。
試合の間に何日間休みがあったのかによって変わってきますが…
例え1日の休みがあったとしても、次の試合で投げられるのは45球までです。
もちろんこれは選手の体を守るためのルールなので、定められた以上は厳格に守られています。
アメリカがやっているから日本ももっと厳しくというのは単純すぎますが、修正の余地はあると感じています。
もちろん投球制限だけでなく、例えば気温対策などを含めて様々なことを改善する必要はあります。
頑張っている高校球児を見て感動する人は多いと思いますが、その球児たちを守るため、
いまこそ我々大人が何かしらのアクションを起こす必要があるのかもしれません。
そんなことを感じた2022年の甲子園でした。
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