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幼い頃からスポーツを1つに絞ればプロになりやすいのか…それとも?

こんにちは!
Performance Specialistの岩本です。

ついに先日、北京オリンピックが開幕しましたね!
ウィンタースポーツファンもそうでない方も日本人選手を応援しつつ、
鍛え抜かれた各国のアスリートの技を興奮しながら見ていることと思います。

さて本日の記事の内容はそんなオリンピックに出場する選手であるオリンピアンや、
その他のプロアスリートについてのもので、タイトルにもある様に幼いころから
1つのスポーツに絞った英才教育を始めた方が夢のオリンピアンになりやすいのか、
それともそうではないのか…という問題について私の意見を書いていこうと思います。

練習を始めた平均年齢

これに関してはオリンピックに出場した選手のデータくらいはどこかにあると思ったのですが、
残念ながらそのデータの存在を確認することはできませんでした。

ただし、近い調査は国内外で数件行われており、そのデータを参考にすると
平均値ではないまでも、最も多くのオリンピアンが13歳より前にそのスポーツに出会い
本格的な練習をはじめているということです。

そして競技を始めてからオリンピックの選手として選ばれるまでには10年程度の練習期間を
経ているというデータが存在しているようです。

これは個人的には少し意外で、もう少し幼い頃から始めている選手が多いのかなといった印象
だったのですが、実際にはそうではなかったようです。

そしてこれは競技にもよるのは重々承知しておりますが、オリンピック選手になるにあたって
幼い頃からの英才教育などはそこまで大きな意味を持たないのかもしれません。

ただしこんなことを言うのはあまり良くないかもしれませんが、オリンピック選手と言えど
それこそ金メダルの選手から最下位の選手までが存在するわけなので、データとしては表彰台
に上がった選手が競技を始めた平均年齢が欲しいところではありますね。

特化することのメリットと1万時間の法則

これはスポーツの現場に限らず言われることとして、1万時間の法則といった物があります。

これは分野を問わず、大成するためには1万時間の努力(練習や勉強など)が必要というもので、
もちろんこれは絶対ではないまでも、結構な信憑性をはらんでいる数字ではあります。

先ほどご紹介した様に、競技を始めてからオリンピックにでるまでは、
平均して10年の月日が必要とのデータもあります。

例えば1日3時間、毎日休まず練習したとして年間で1095時間の練習量となります。
単純計算すれば10年程度で1万時間には到達するわけです。

もちろん幼少期より毎日欠かさず3時間の練習というのは現実的ではないですが、
中・高あたりで練習時間が増えることを考えると10年で1万時間というのも
プロのアスリートになることを考えれば非現実的とは言えない数字だとは思います。

そのため、若い内にオリンピック選手やプロのスポーツ選手になるためには
やはり13歳より前にそのスポーツと出会い本格的な練習を開始しておくことが
ある程度必要なことであると考えられます。

特化することのデメリット

ただしこの幼少期からスポーツを特化するには良い事ばかりではありません。

それはスポーツに費やす時間が増えることで、その他を犠牲にしなければならないなど
直接的な影響はもちろんあります。

ただしデメリットというのはそこだけには収まらず、様々なところで現れてきます。

燃え尽き症候群

まず一つ目のリスクとして燃え尽き症候群になる確率が上昇するということが挙げられます。

やはり幼少期より一つの事柄に絞って大量の時間をつぎ込むことは心身共にかなりの
ストレスがかかってくることが容易に想像できます。

その結果として大きなプレッシャーから精神的に追い詰められ、競技を続けることが
困難になってしまうということがまず挙げられます。

怪我のリスク向上

また怪我などの身体的なダメージが要因となり、競技生活が困難になるということも
もう一つのリスクとして浮かび上がってきます。

もちろん怪我をする可能性はどんなスポーツ選手にもあるわけですが、これに関しては
全ての競技を対象として行った調査ではありませんが、データとしてはきちんとあります。

内容としては1つの競技しか経験してこなかった選手と、複数の競技を経験してきた選手とでは
怪我をした際の重症度や発生率に違いがでる傾向があるというデータです。

簡潔にデータの内容を要約すると、複数の競技を経験してきた選手の方が怪我の発生率が低く、
かつ怪我をした際の重症度も低くなるため復帰までの時間が短くなる傾向があるとのことです。

こうなる理由としては幼少期に様々な刺激を体に与えることで、様々な分野の能力が
向上するわけですが、一つの競技に絞るとそういったところが疎かになるために怪我が多くなり、
かつ怪我が重症化しやすくなるのではないかとされています。

そのため、近年では競技スキルの練習以外のトレーニング時間は、競技の動きとは直接的には
関連しなさそうな動きを選手にさせたりなどして、怪我などへの対策を行っている場合が多いです。

最後に

ここまで早期に競技を絞ることに対してのメリット・デメリット双方についてご紹介してきましたが、
どちらを選ぶべきかというのは 、非常に難しい問題だということができますね。

それだけ一流の競技者になるということは難しいということです。

燃え尽き症候群の回避や神経系の発達などを優先すれば、一つに絞ることなくメインの競技とサブとなる競技をある程度の年齢まで同時並行で行い、中学生になる年齢あたりで特化させるなどの方法が考えられます。

しかしそうすると先に述べた1万時間の練習量に届かなくなり、スキルが未熟になるといった可能性がでてくるため、本当に難しいところです。

まあこういった物には、これといった正解は存在しないということかもしれません。

ただ一つ言えることは一流選手として大成するためには競技者本人がそのスポーツを愛し、
長時間の練習を継続して行っていけるかどうかにかかっているのだと思います。

【好きこそものの上手なれ】ではありませんが、結局はそこに尽きるのかもしれません。

ただしそれでも一つの競技に絞ることで怪我のリスク増加は起こってくるので
その辺は信頼できるトレーナーをみつけ、基本的な動作の習得を行うなどでケア
できれば良いのかなと思います。

ちなみにつくばみらい市 みらい平駅にはそのトレーナーがいますので
近隣にお住いの方は是非ご一考ください(笑)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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