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Hydrotherapy

こんにちはPerformance Center Oltreです。

皆様いきなりですがハイドロセラピー(Hydrothrapy)と言われてこれがどんなものなのかピンとくる方いらっしゃいますか?

ハイドロとはギリシャ語でという意味だそうです。

なのでこのHydrothrapyとは水を使った治療法全般を指すものであり、これこそがHydrothrapyといったものがあるわけではございません。

ですがもちろん代表的なものはございまして私の様なアスレティックトレーナーが良く使用するものがございます。

今回はその中からいくつか簡単なものをピックアップして記事にしていこうかと思います。

Contents

Ice Bath

man swimming in spring

これは読んで字の如く冷水に体を浸からせていくものです。

基本的には捻挫などをした箇所を10〜15℃に設定した氷水に浸からせて10〜15分ほどじっとしているといった感じになります。

どんな効果が期待できるかというと以下の通りです。

・細胞の活動を低下させて患部周辺の細胞が酸欠になることを防ぐ。
・細胞の活動を低下させることで炎症を引き起こす物質のリリースを低下させる。
・神経に作用して痛みを軽減することができる。

受傷後2日程はできるだけこのアイシングを繰り返し行ってもらうことで、患部のダメージを最小限に抑え、かつリハビリにスムーズに移行するための下準備ができます。

しかしこのアイシングを行ってはいけない状況などももちろんございまして、それが以下のような条件となります。

・循環器系や呼吸器系の疾患がある場合
・傷口を適切にカバーできていない場合
・冷たさに反応してアレルギーが症状が出る場合
・深刻な糖尿病の場合
etc.

この様に捻挫などの怪我をした際にもまずアイシングを行う前に確認せねばならないことは結構ありまして注意が必要です。

Contrast Bath

white monkey on brown rock

これは単純なIce Bathの様に冷やすだけでなく、冷水と温水に交互に浸かっていく方法となります。

方法としては10℃〜15℃と32~49℃の水温の浴槽を二つ用意して交互に浸かっていくといった手法です。

これはIce Bathとは違い怪我の直後ではなく慢性痛などが起きてしまっている部位をリラックスさせたりする目的で行います。

サウナと水風呂などでも同じような効果が望めると思いますので、慢性的な痛みなどがあるかたはエクササイズなどと合わせこのContrast Bathといった手法も試して見ると良いと思います。

ただ低温と高温の浴槽を同時に作らなければならないのでなかなか試すのが難しいところが問題ではあります。

Hydrostatic Pressure

これは単純に水に浸かることによって体が受ける水圧を利用してリカバリーなどを行うものです。

どのくらい深く浸かるかでこの水圧は変わってきますが、立った状態で首元くらいまで水に浸かっていた場合は足の方がより水圧が強くなり首の方に向かって弱まっていきます。

そのため脚がむくんでいたり、怪我をしていて下半身に腫れがある場合は水圧によって血液やリンパの流れがよくなり特定の症状の改善の手助けとなるのです。

またいわずもがな水の中では体が水の浮力によって関節部分にかかる負担が軽くなるので、水の中でリハビリテーションを行うことも可能です。

まとめ

以上ご紹介したように、Hydrothrapyとは主に水の温度や水圧によって血液の流れや神経系に影響を与えていくことが主なものとなります。

もちろん冷やすだけなら氷を使えばできたりもしますし、ホットパットといった物などを使用したりすれば水なんかばくても患部を温めることは可能ですので、私のようなアスティックトレーナーもこのように大量の水を使用することはなかなかありません。

ですがやはりただ患部を冷やしたり温めたりすること以外に、全身をリラックスされる効果もあるため、施設が充実していれば是非試してほしい物ではあります。

アメリカでは大学はもちろんのこと中学校、高校にもこのような設備が当たり前のように備えられているので日本でもいつの日か同じように若いアスリートをケアできる施設が充実すればいいなと思います。

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