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30-30ルール

lightning storm over skyscrapers

こんにちはATCのだびでです。

台風が日本に接近した影響で関東は本日大荒れでしたね。

私の住む地域ではトルネード注意報や土砂災害の注意報が出されておりまして、場合によっては非難を余儀なくされている方々もいるかもしれません。

アスリートの方々も練習をするのかしないのか、ギリギリまで判断つかなかったり、また練習を決行する場合でも雨の中濡れたグラウンドだとなかなかテンションが上がらなかったりと…

物理的にも精神的にもこういった状況下での練習や試合などは難しい物ですよね。

Contents

トレーナーとして

私トレーナーの立場からするとあまりこういったときに練習はしてほしくないというのが本音ではあります。

単純な話、足元が不安定な状況ではどうしてもいつも以上に体力を使いますし、滑りやすくなっていることで捻挫などの怪我の発生率が上がります。

かつ選手がしっかり集中しにくい状況だということも、この怪我の発生率を跳ね上げる一つの原因かと思われます。

コーチとして

コーチとしては時と場合にもよりますがこういった環境での練習は本番を想定した時に非常に大切な時間となります。

例えプロの試合であってもアウトドアスポーツならばこういった悪天候でも試合が決行される場合が多いため、その悪条件中でも力を発揮できるように選手の体を慣れさせておかねばなりません。

そのため、何事にも限度はありますが悪天候下での練習はチームの地力を上げるために必要なイベントであると言えます。

重要なルール

ここまで悪天候での練習について少し考察しましたが、私のようなトレーナーにとってこれだけは絶対に練習・試合の決行を許してはならないといった天候があります。

それはが鳴っている場合です。

これはもう基本中の基本なのですが30-30 Ruleという雷が鳴っている場での決まりがアメリカのスポーツの現場にはございます。

これは非常に単純なルールで雷を視認してから音が聞こえるまでに30秒以内ならば直撃圏内ということで即練習・試合をストップして安全な場所に避難するといったもので、さらに最後の雷を確認してから30分以上経過するまでは避難場所から出て活動を再開してはいけないといったルールです。

統計によると半分以上の雷での死亡事故は嵐が一見通り過ぎた後に起こるという結果がでているため、このようなルールがアメリカスポーツの現場では常識となっているのです。

最後に

もちろん落雷にヒットするなんて非常に確立が低く、もうほとんど宝くじに当たるような確立だといわれております。

ですが宝くじの挑戦者がしっかり出るように、落雷による事故だってちゃんと出ております。

なので自分は大丈夫だろうと思って軽く考えずに、たとえ遠くに感じても音が聞こえるようでしたらもはや30秒とか細かいルールは気にせず、大事をとって避難してみてもいいかもしれません。

これを読んでくれた方の中から雷に打たれる方が出ないことを祈っております。

それでは皆様、良いアスリートライフを!

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